東京で老眼鏡を作りにいつも利用している新宿和真眼鏡に行きました。
停滞しているタイ学習のために、タイ文字の丸い部分が
右向いてるか ค (コークワーイ)
左向いているか ด (ドーデック)
文字の上に付くとにかく小さい記号が
声調記号の ค้ (マイトー)
二重母音記号 คั (タンタカー)か
発音しない記号 ย์(ガーラン)か
などを間違えずに判別できるようになることが必須だったからです。
数年でずいぶんと地味目になったフレームの中からとりわけ軽いもの選び、検眼してみると、なんと左目の矯正視力がまったく出ていない(眼鏡をかけても視力が上がらない)ことがわかり、ただ事でない事態に即新宿の眼科へ、
診察の結果はまったく予想していなかった
「網膜に小さな穴が開いている」病気。
何それ、眼科医の女医さんは
「手術の必要があります、しかし手術しても治るか分からない。」というフレーズを連呼、いつからなったかも聞いてもわからない。ステージがどのくらいかも教えてもらえず、正式な病名も知らされず、慶応義塾大学病院への紹介状を書いてもらい帰宅。
土曜だったこともあり慶応に即web予約まず月曜に電話がかかってくるということで、そわそわと電話待ち、月曜の9時頃に電話あり、眼科の予約は水曜日の19日まであいていないということで19日に予約。
左目の視力が著しく落ちていることに気づかなかったのか?という疑問、
通常物を片目でみることはなく、右目が補ってしまうためかまったく認識できていませんでした。
しいていえば、
- 携帯の画面を明るくしても、ちかちかして読みにくくなった。
- 眼鏡をかけても以前より遠も近も見にくくなった。
- タイ語のテキストやToeicのテキストが見にくくなった。
- 疲れ目になりやすくなり目薬を常用するようになった。
とういう症状はあったものの、どれも老眼が進行したのだろうと考えていたのでした。
それにしても老眼とか老視とか表現がね、英語の farsightedness, presbyopiaの方がいいわ。
2025年3月19日 慶応大学眼科診察
覚えている範囲で行った眼科検査 たぶん
- 遠見視力検査
- 裸眼視力検査
- 矯正視力検査
- 眼低検査
- 屈折検査 屈折異常の有無と程度をしらべる気球を見る検査
- 眼圧検査 目の固さを見る 空気がフッとかかる
- 直像眼底検査
- OCT Optional Coherence Tomography
一通りの検査の後、いよいよ
篠田 肇先生による診察。
ネットで調べておそらく黄斑円孔であろうと思っていましたが、やはり検査の結果、黄斑円孔でした。
理由は不明、突発性、極度の近視の人はなりやすいというネット情報も当てはまらず、私は乱視で、裸眼は0.3位。
【原因・病態】
黄斑円孔は、眼の網膜の中心部にある黄斑に小さな穴(円孔)ができ、視力が悪くなる疾患です。黄斑は視力にとって非常に重要な部分で、特に細かいものを見るための中心視力を担っています。黄斑円孔が発生すると、中心視力に影響が出て、視力が低下することがあります。
50歳以上の中高年者に見られることが多く、若い人にはほとんどみられません。発症率は中高年者の0.09〜0.3%程度であり、女性の方が、男性の2〜3倍多く発症し、高齢者、また強度近視眼の方が発症率が高いと報告されています。通常、片方の眼に発症し、徐々に視力が悪くなりますが、時間差(数カ月~数年)でもう一方の眼にも発症することもあります。
黄斑円孔になると下記のチャートの白い点に焦点をあわせたまさに中心が薄く暗くなったり、消えたり、ゆがんだりするため

↑これが↓こんな風にみえちゃうのに今まで気が付かなかったことが驚き。

最後に病院に行ったのが風邪で2022年12月という最近の超健康体の私としては奈落の底に突き落とされたようでした。
体年齢はマイナス20歳、最近では傷の治りも早くなり、爪も割れなくなり、この数十年で一番元気と思っていただけに、、、
バンコクで兄に
「齢をとると体にいろんなことが起こりお金もかかるようになるんだからね。」と釘を刺されていましたが、
私は大丈夫と他人事のように聞いていたのでした。
あらかじめ調べたネットで情報では、一日も早い手術をしなければ視力が回復しないと思い、入院セットをとっとと持参しましたが、手術は4月16日まで空いていないということで予約して帰宅。
ていうか術前検査もあるし当日入院はありえないよね。
「1か月くらいなら待っていてもなんの問題ない」ということでした。
まさにネットでネガティヴな情報ばかりを摂取してしまう「ドゥーム・スクローリング」に陥ってしまっていました。
黄変円孔はたとえ穴が閉鎖されても視力が戻らない場合があるとかクリニックの眼科医にさんざん脅かされて、
とりわけ右目も同様になる確率15%で、視力が回復しないと眼鏡をかけても視力は0.1にとどまるというネット情報にもびびっていました。😱😱😱😱😱
しかし検査の結果、右目がなる可能性はゼロ、ひとまず胸を撫でおろしました。
「ランドルト環」視力検査
慶応の検査で面白かったのがおなじみ「ランドルト環」視力検査。
検査技師があの「ランドルト環」1個だけが書かれたはがきくらいの大きさのカードを持って大きく円を描きながら見せるんですね。

そうすると「ランドルト環」は視点の中心をはずれるために穴の開いている場所が見えるんです。
ちょっと何を言っているか分かんない、ですね。説明が難しい。
そうしてぐるぐると検査してもらったおかげで、街の眼科で矯正視力が0.2と言われたのが0.4まで見えていました。
ちなみに右目は1.0
手術が4/16日そして硝子体の手術後はしばらく飛行機に乗れないということもあり4/23日にすでに購入していたプーケット行きのチケットは変更を余儀なくされました。
篠田先生の診察は患者の不安を払しょくするような落ち着いたもので、ーこの病院に来てよかった、きっと私は大丈夫ーという強い確信を感じました。
息子がきちんとジャケットを羽織り仕事を抜け出して診察結果を聞く場面に付き添ってくれたのもとても心強いことでした。
| 篠田 肇先生 慶応大学医学部眼科学教室 網膜硝子体 2025年度: 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 慶応義塾大学医学部卒。医学博士。慶応義塾大学医学部眼科准教授。 日本眼科学会認定専門医および指導医、PDT(光線力学的療法)認定医。 東京都難病指定医、身体障害者福祉法第15条指定医。 専門は網膜硝子体疾患、眼科一般。 慶応義塾大学病院で網膜硝子体外来の責任者をしており、専門の眼底疾患である網膜剥離や黄斑疾患に対する硝子体手術だけでなく、多焦点レンズを含む白内障手術も得意としています。 |








コメント
今回は大変な力作ですね。一連の経緯がよく分かる上に資料的な部分も多く、とても参考になります。診断を受けて不安も多かったでしょうし、何より目の手術だったから怖かったと思います。完治まではとても大変だったと思いますが、それを感じさせない軽やかな書きぶりの闘病記だと思いました。軽やかに書いていますが、中身はとても濃いですね。手術が無事に成功し、視力も取り戻せて本当に良かったです。帰国中に発見できて治療できたのも運が良かったですね。
治療の経過やその過程で調べたことなど、丹念に書きましたね。チャート図での検査は思わずやってしまいました(今のところ大丈夫のようです)。手術中の描写もこちらが目をつぶってしまいそうな生々しさがありました。局所麻酔での手術は痛みこそ感じませんが、何かすごいことをされているのは感じるのでとても怖いです。親知らずを抜くときなんかもそういう感じでした。